運営会社

弊社は今年で創業18年目を迎えることができました。
創業当初からとにかく『人と違うことがしたい！』と思い続け、ガムシャラに家具を作り、機械を徐々に揃えながら自社工場を持つことができました。
何故、『人と違うことがしたい！』と思っていたかと言えば周りのほとんどの家具工場には元気が無かったからです。
職人としていくら技術力やプライドがあっても、営業力がないが故にどこかの下請けになり、一方的に提示された条件で仕事を請ける。これが家具工場の実情です。

そこで弊社では10年前、当時の家具工場では珍しく、ウェブページを開設しました。
既存の取引先からは離れ、エンドユーザー様との直接取引にシフトしました。
ウェブのみでの集客のため、一時的に売上が落ちた時期もありましたが、情報社会の波にマッチしたこともあり売上は上昇しました。
おかげさまで平成27年には402件のお客様にオーダー家具を納品させていただく事ができました。

弊社では、エンドユーザー様との直接お取り引きこそが、日本のものづくりを元気にする鍵だと考えます。直接取引によるオーダー家具は今後、必ず幅広く浸透をしていきます。
何故なら生産者は元気でやる気がみなぎり、絶対的責任を感じ、ユーザー様は自分が描いていた理想の収納、ライフスタイルを余計なマージンを払うことなく叶えることができるからです。
納品後は感謝のお言葉を頂き、至らなくてもお客様が改善の機会を与えてくる …こんな幸せな工場は他にあるのかと、実感をしています。

平成29年1月には、弊社の一番人気のアイテム『オーダー食器棚』の新シリーズが誕生し、より多くの方々にオーダー家具の素晴らしさを広めていきたいと考えております。
弊社は今まで『自社工場での製作』を貫いてきましたが、今後は弊社の理念を理解してくれる工場を『パートナー』として参加をして貰い、より多くの方々にオーダー家具を提供させて頂きたいと考えております。

弊社で忙しさを独占するよりは技術と情熱を持った工場と連携をし、より多くの方々にオーダー家具の素晴らしさを知っていただくことの方が遥かに有意義と判断しました。
斜陽産業である木工業ですが、この素晴らしさを若い人にも伝え魅力ある業種とし、技術とプライドを持っている他の工場も元気が出る様、今後私はオーダー家具普及の為に尽力していきたいと考えています。

結果、オーダー家具が幅広く浸透し、元気な工場が増え、より多くのお客様に満足をしていただく事ができれば、自然とオーダー家具はもっともっと認知をされていくのではないかと思っています。
弊社の次なる挑戦はズバリ『オーダー家具にイノベーションを！』です。弊社スタッフが一丸となり、挑んでいく所存です。 平成30年10月
代表取締役 内山賢一