こんにちは。
オーダー家具専門店GNASH(ナッシュ)の内山です。
今回は昨日の続き、
豊島区に納品をさせて頂いた
『オーダー家具3点』の中の“本棚”を紹介します。
豊島区のお客様にはオーダー家具3点とピクチャーレールを納品させて頂きましたが
お客様一番のコダワリアイテムは本棚でした。
内覧会(施工前)の様子!
ここでもマンション特有の“梁”があります。
当初は梁下で家具を納める予定でしたが
中途半端に上部の空間を残しておくのも勿体無いので、
トータルバランスを考慮し天井まで伸ばすことにしました。
施工途中!
当店のオーダー本棚は大体、パーツを持ち込んで現地で組み立てとしています。
それは無駄なジョイントの重なりを出さない為です。
ユニットを何分割かしてジョイントすれば施工は楽です。
しかし、箱と箱どうしの部材が重なり、見た目が悪くなります。
なので明確な理由がない限り、現場組み立てをしています。
施工も時間がかかり大変ではありますが
譲れないところです。
完成!
幅385センチの大容量。
奥行は30センチ、大き目のA4ファイルが楽にはいる寸法です。
梁部分の奥行は有効で13センチあるので
コミックや文庫本は楽に入ります。
この部分を追加したことにより、
コミックであれば200冊は入る計算になるので
有意義だったと思います。
梁部分は欠き込み加工で対応!
梁があっても無駄なジョイントが出ない様、
1枚板を欠き込み加工して対応。
ここも手間はかかるのですが譲れないところです。
ダボピッチを細かく調整できる“棚柱”!
いつもは“ネジダボ”という金具でダボを可動させますが
今回は“棚柱”という金物をチョイスしました。
メリットは棚板をより細かく可動させることができる点です。
ダボピッチはネジダボが30ミリ(任意調整可能)に対して
棚柱は15ミリ(今回使用した金物)なので本の高さに対して
より細かな調整が可能です。
棚板も本棚の場合は裏面にしゃくり加工を施すので
ずれることなく安定しています。
“ダボ”に関しては用途により沢山の種類があるので
また別の機会に詳しく説明させて頂きたいと思います。
今回の本棚は形状こそシンプルではありますが
板厚、金物、形状など至る所にコダワリが詰め込まれています。
お客様も納品までのスケジュールがタイトであったにも関わらず、
細かな確認などに対して、スピーディーに的確に対応して頂き感謝です。
今回、私は久々に納品に立ち会い施工まで担当することができましたが
体を動かすのは気持がいいものです。
今日は筋肉痛と格闘していますがこれではダメだと思う
今日この頃です。