ミラーは空間を明るく広く上質な雰囲気に演出をしてくれる人気のアイテムです。
オーダー家具にもミラーをアクセントとして取り入れることが多いのですが、今回はミラーを使ったオーダー家具の施工事例をご紹介します。
事例1 壁面収納での使用例①
モデルルームの様な上質な雰囲気の壁面収納ですが、ミラーをふんだんに使いました。
収納力よりもデザインを重視した壁面収納です。
ミラーは格子状の枠内に規則正しく貼っているのがポイント。
シンプルな形状のなかでミラーがひときわ存在感を放っています。
事例2 壁面収納での使用例②
こちらの壁面収納は圧迫感を考慮し空間を贅沢に使っていますが、飾り棚部分にブロンズ色のミラーを使っています。
ミラーといえば通常はクリア色ですが、ブロンズ色などの色付きミラーは一味違った雰囲気を演出してくれます。
事例3 壁面収納での使用例③
こちらも壁面収納ですが、ミラーの面積が大きく壁面の約4割を占めています。
テレビは壁掛けで、ミラー部分にテレビを取り付けるのは結構(かなり)大変でしたが完成時の感動もひとしおでした。
上部には間接照明(ダウンライト)を付けましたが、ミラーと間接照明の相性は抜群ですね。
事例4 壁面収納での使用例④
ダイニングに設置した壁面収納です。
扉にミラーを貼りました。
ベースがダーク系の面材の場合、圧迫感が気になるところですが、ミラーが解消してくれます。
明るく広い雰囲気のダイニング空間となりました。
事例5 テレビボードでの使用例
床から浮かせて設置したテレビボード。
テレビボードの上に照明付きの固定棚を付けましたが、その上と右側にミラーをL型に貼りました。
ここは通常であればクロス(壁紙)のままですが、ミラーを貼ることで空間の間延びを抑えテレビボードを引き立たせています。
事例6 食器棚での使用例
食器棚にミラーを使う機会は少ないのですが、吊り戸棚に「グレーペンミラーガラス」という特殊なガラス(ミラー)を使いました。
なんとも高級感のあるガラスです。
マンションのモデルルームで使用していた素材でしたが、同じものを使えるのはオーダー食器棚の強み。モデルの雰囲気をお客様のキッチンで再現することができました。
事例7 カウンター収納での使用例
こちらはカウンター収納に使用した事例です。
ミラーは家具の背面の他、底板(地板)にも貼りました。
ミラーの他にガラスも多用していますが、この二つの相性も抜群で素敵なダイニングのカウンター収納となりました。
事例8 クローゼットでの使用例①
クローゼットの開き扉にミラーを貼りました。
クローゼットでもミラーを使用することは多いのですが姿見としての機能の他、やはり空間を広く明るく上質にしてくれる効果があるので重宝しています。
事例9 クローゼットでの使用例②
こちらの事例は折れ戸のクローゼットですが、扉の全面にミラーを貼りました。
壁一面がミラーという贅沢な作りです。
折れ戸を開けたところです。
ミラーを貼った扉は結構重いのですが、高性能の折れ戸金物で開閉も楽チンです。
折れ戸なので扉を開けた状態でも姿見として利用できます。
事例10 クローゼットでの使用例③
こちらもクローゼットですが、今度は引き戸です。
クローゼットで使用する扉は「開き扉」、「折れ戸」、「引き戸」と種類は多いのですが、ミラー貼りはどの扉でも対応が可能で、後付感のない綺麗な納まりを実現できます。
番外編 下足の既存扉にミラー貼り
こちらはオーダー家具ではないのですが、マンションの既存の下足入れの扉にミラーを貼った事例です。
ミラーの厚みは5ミリですが、ただ貼っただけでは段差が生じるので、ミラーの厚み分を扉を彫り込んでフラットに仕上げているのがポイントです。
後付感もなく見た目も綺麗なのですが、この加工は扉を一度お預かりして工場に入れる必要があるので、配送費などのコストがかかるデメリットがあります。
しかしながら、仕上がりに妥協をしたくないというお客様の想い勝った事例でしたので、ここで紹介をさせて頂きました。
まとめ
ミラーを使用した事例は沢山あり、紹介させて頂いたのはほんの一部ですが、事例を整理しながらミラーは空間演出効果の高いアイテムだと改めて感じました。
実はミラーは好き嫌いの分かれるアイテムで、空間を上質に演出したいという方もいれば、人や物が物が映り込むのが嫌だという方もいます。
そんな時でもミラーを貼る場所やカラーを考えてみると、案外と妥協点が見つかったりするので検討の価値はあるアイテムだと思います。
1枚のミラーが空間の雰囲気を劇的に変えたのを何度も目の当たりにしてきたので、オーダー家具にミラーを使った事例を紹介させて頂きましたが参考にして頂けますと幸いです。
オーダー家具専門店GNASH(ナッシュ)の内山でした。