こんにちは。GNASHの内山です。
今回は栃木県小山市に納品をさせて頂いた『食器棚』をご紹介します。
当店の対応エリアは関東地区ですが、普段の納品先は首都圏がメインとなっています。
拠点のある群馬や栃木、茨城の北関東からのお声がけは少ないのが現状です。
やはり土地の値段が首都圏に比べこなれている故、
戸建てが多くゆったりとした間取りが多いので
家具はオーダーでなくとも既製品で充分事足りるのが現状かと思います。
しかし、今回納品させて頂いた家具はフルオーダーにしかできない
“威風堂々”という言葉がピッタリのたたずまいに仕上げることができました。
施工前の様子
建物はまだ建築途中でしたが、この段階で正確に寸法を計測することができます。
完成の様子
横幅3850ミリ、高さ2470ミリ、そして奥行はなんと700ミリあります。
それでも圧迫感がないのは面材が白の鏡面だからです。
冷蔵庫の奥行に合わせ、家具と冷蔵庫を壁面の様に見せることが
お客様のコダワリのひとつでした。
そして今回最大のコダワリは扉と引出しをすべてプッシュオープンにして
(冷蔵庫上吊り戸棚だけは通常の開き扉ですが)
最大限ラインを揃え、見た目のスッキリ感を優先させたところです。
扉と引出しをプッシュオープンにしてラインを揃えるのは常套手段ですが
(画像がないので分かりにくいのですが)今回は垂直収納扉(家電を隠す扉)が
2か所あり、ここのプッシュオープンとライン揃えは実は結構大変なことでした。
普段仕様している国産メーカーの金物ではこの2つの条件がクリアできず
ドイツ製の収納金物にイタリア製の丁番を使用した2か国のコラボ(?)で成り立っています。
金物も発注したものの欠品中で納期に間に合いそうになかったので
ドイツから空輸でやってきました。
その他ウラ技を数か所に使っているのですが作り勝手を考えるのは
多少なりとも知恵を絞った感があります。
実は戸建て、マンションにかかわらず家電を収納して扉で全部隠してしまいたいという形状は
結構人気があるのですが今回の事例のおかげで今後ご提案できる新しいパターンがひとつ増えました。
ただ、プッシュオープンは見た目はいいのですが
扉内部のラッチ本体が収納の邪魔をしたり、引き出しのプッシュオープンには
セルフクローズが併用できない、鏡面扉の場合は指紋などの汚れが付きやすい、
メンテナンスが必要になる場合がある等々、デメリットもあります。
その場合はラインを揃えたまま扉、引出しをプッシュオープン以外の手かけ扉で
対応が可能なのですが、今回の事例はそれを承知で見た目を優先した潔いコダワリが
あります。
今年は特にこうしたコダワリ案件が多いのですが
おかげさまで自分もスキルアップできていると感じています。
そして自分は図面を書くことができないのですが
図面担当のスタッフ、工場の製作スタッフ、現場の施工スタッフも
同様、コダワリ案件のおかげでスキルアップをしています。
現在打合せ途中や製作中のコダワリ案件も沢山ありますので
極力、ブログや施工事例で紹介できたらと思います。