塗装仕上げはオーダー家具の仕上げの中では最上位に位置する仕上げです。塗装の種類は色々とあるのですが、中でも鏡面の塗装は難しいとされています。
塗装の下地となる家具製作のスキルも必然ですが、塗装屋さんのスキル次第で出来の良し悪しが決まる人的要因が大きい仕上げです。また、塗装仕上げは化粧合板仕様に比べると時間もコストもかかります。
今回はそんな『鏡面塗装仕上げの家具』を過去事例から何点か紹介をさせて頂きます。
鏡面塗装仕上げの家具
間接照明でより一層高級感が引き立つ壁面収納(ホワイト)
壁面収納の白色鏡面塗装仕上げの事例です。
壁面収納を塗装仕上げで(しかも鏡面で)製作した事例は殆ど無いので、印象に残っている案件です。画像の白い部分はすべて鏡面の塗装仕上です。右下部分にはスピーカーを設置するので扉はルーバー状(格子状)で仕上げています。ガラスとミラーと間接照明が鏡面塗装仕上げをより一層引き立てています。
リビングに存在感のあるダイニングテーブル(ホワイト)
先の壁面収納と同じ案件に納品をさせて頂きました。
ダイニングテーブルの鏡面塗装仕上げも過去の事例では殆ど類が無いので、同じく印象に残っています。シンプルな形状でありながら、リビングの壁面収納と共にインテリアの要として存在感のあるテーブルとなりました。
明るく上質な空間を演出する玄関収納(ホワイト)
玄関の下足入れとクローゼットを兼ねた家具です。
かなりの面積でしたがこちらも白く見える部分はすべて塗装仕上げ。
化粧合板での見積りとサンプルも提示させて頂きましたが、照明の映り込みや全体の質感を重視して塗装仕上げをセレクト。明るく上質な玄関となりました。
システムキッチンと合わせた食器棚(ホワイト)
食器棚の鏡面塗装の事例です。
システムキッチンの扉が白色の鏡面塗装でした。
食器棚の扉もシステムキッチンと合わせた鏡面塗装。
天板もシステムキッチンと合わせ、統一感を出しています。
インパクト大!冷蔵庫のカラーと合わせた食器棚(レッド)
扉を赤色の鏡面塗装で仕上げた事例です。
システムキッチンとは面材を合わせず、隣の冷蔵庫の色と合わせました。
同じ様な色の化粧合板もありましたが、あえて塗装仕上げにしたところが最大のコダワリです。
かなり思い切った色使いではありましたが、赤色の鏡面塗装は上質な雰囲気で、インパクトがありながら、しっかりと馴染んでいたのが印象的な案件でした。
システムキッチンと合わせた食器棚(木目)
木目の鏡面仕上げの事例です。
システムキッチンも同じ素材の鏡面塗装仕上げでした。
吊り戸棚部分です。
木目が繋がる様な加工(目合せ)に鏡面塗装の仕上げなので、とてもキレイで上質に見えます。
システムキッチンの扉が塗装仕上げの物件は少ないのですが、塗装仕上げは化粧合板よりコストが大幅にかかるので(マンションの)オプション家具も高くなりがち、、、
こちらの事例は今から5年程前の案件ですが、当時のオプション会での食器棚の価格はなんと、100万オーバーだったというのでビックリです。
当店では半分以下の金額で納まったと後日、お客様の声(納品後のアンケート)を頂き今でもよく覚えている案件です。
まとめ
オーダー家具で使用する素材は当店の場合、『化粧合板』がメインで主流となっています。
塗装仕上げはオーダー家具の仕上げの最上位に位置しますが、塗装仕上げの家具は年々少しずつ減少している様に感じます。
それは化粧合板の『見た目』や『質感』が年々優れてきており、且つ化粧合板は『強度面』でも『コスト面』でも塗装仕上げより優れているからです。
しかし、いくら化粧合板の質感が優れてきているとは言え、塗装仕上げでなければ出せない『質感』があるのもまた事実。
化粧合板と塗装仕上げの質感の差は僅かなところですが、その『僅か』なところに対し、コストも時間もかかる塗装仕上げは究極のコダワリ仕様と言えるかもしれません。
塗装仕上げには今回紹介をした『鏡面仕上げ』の他にも複数の仕上げがあるので、別の機会にまた説明をさせて頂ければと思います。
最後まで目を通して頂きまして有難うございました。
オーダー家具専門店、GNASH(ナッシュ)の内山でした。