家具に扉が付くと扉の開け方を決めなければいけません。
プッシュオープンにしたり、扉自体に手を掛ける加工をしたり、取っ手を付けたりと様々な選択肢があります。最近では家具から出っ張りを極力排除し、壁の様にフラットに魅せるのが主流となっています。従って扉も取っ手を付けて凹凸を出すより、フラットでシンプルに魅せたいと思う方は多いかと思います。しかし、時には取っ手にこだわり、取っ手が家具の表情を変えた事例がある事を見てきました。
今回はそんな『取っ手』にこだわった過去の事例を紹介します。
事例1:框扉にアンティーク調取っ手〜本棚〜
扉付きの本棚で取っ手を使用した事例です。
框扉にアンティーク調取っ手
天然木突板仕様の本棚ですが、扉は無垢材を使用した框(かまち)扉です。
無垢材の素材は“ナラ”を使用したので、框扉にしただけでは『和風』にも見えてきます。
しかし、取っ手がアンティーク調だと家具の雰囲気も、和風ではなくしっかりとアンティーク調を表現してくれます。
扉色とマッチする“いぶしたゴールド”の雰囲気がお客様イメージだったので取っ手を探すのは少し大変ではありましたが、ネットでイメージと合致する取っ手に出会うことができました。
参考:実際に使用した取っ手はこちら
事例2:アンティーク調の食器棚
食器棚の下台です。
先の本棚と同じく框扉ですが、素材は白木目の化粧合板です。
やはり取っ手を付けてアンティーク調の雰囲気を醸し出しています。
こちらの取っ手はお客様からの支給品です。
『框扉』と『取っ手』の組み合わせはアンティーク調を表現する上で、欠かせない組合せかと思います。
事例3:シンプルモダン系の壁面収納
シンプルモダン系の壁面収納で取っ手を使った事例です。
扉の形状はフラットなので最近の主流ですが、天袋を除く中段と下段にあえて取っ手を付けました。
クリスタルとゴールドの取っ手は、まさに雑誌の切り抜きの様な事例ですが、納品後、少し時間が経ってから撮影をさせて頂きました。
ガラスや銀の器を収納するコレクションボードの様な壁面収納で、“飾る物”の雰囲気にあわせた取っ手をセレクトしたのがポイントです。
シンプルモダン系にも取っ手が有効なことを実感できた事例でした。
事例4:リノベーション案件の壁面収納
こちらも取っ手を付けた事例として自分の中では深く印象に残っているので、再度の紹介をさせて頂きます。
白鏡面扉に黒系取っ手をチョイス。
こちらもシンプルモダン系の壁面収納ですが、全体ではなく一部の扉のみに取っ手を使用しました。
大き目の扉に小さな取っ手。
白色鏡面の扉に黒系取っ手。
扉と取っ手は対極の関係ですが、この上なく(至極)マッチしている関係でもありました。
参考記事はこちら!
リノベーション物件にオーダー家具3アイテムを納品!その2
まとめ
取っ手を付けない『取っ手レス』が主流の中、取っ手を付けたことで雰囲気をUPできた事例を紹介させて頂きました。
取っ手はアンティーク調の家具に“必須アイテム”であると言えますが、シンプルモダン系の家具にも取っ手は、時には有効なアイテムで影の主役になることがあります。
取っ手には家具の雰囲気を変えるだけでなく、どこか“趣き”や“和み”がある様な気がします。
今回は『取っ手』のお話でしたが参考にして頂けますと幸いです。
今日も最後まで目を通して頂き、有難うございます。
オーダー家具専門店GNASH(ナッシュ)の内山でした。