本日は、壁面収納の施工の様子をご紹介いたします。場所は川崎市幸区です。
壁面収納の紹介
施工前の様子
施工前の様子①!
施工前(内覧会時)の壁の様子です。壁の幅は488センチと大きな壁面。
天井部分には梁が2段、今回はこの1段目の梁下まで家具を設置します。
施工前の様子②!
右側には対面キッチンのカウンターが伸びていますが、家具は右端まで隙間を出さずに設置をします。
組み立ての様子
組み立ての様子①!
工場での組み立ての様子です。壁面収納も組み立て工程を手伝いました。画像は吊り戸棚(天袋)部分、丸く空いている穴はダウンライトを埋め込む穴です。
組み立ての様子②!
同じく組み立ての様子。こちらも天袋部分です。天井部分の梁に合わせ、欠き込み加工をしています。
組み立ての様子③!
こちらは下台の一部の様子。TV台下のデッキ類を収納する部分です。
完成の様子
完成の様子①!
横幅488センチの大きな壁面収納。扉と本体外部は白系木目の鏡面仕上げの面材をセレクト。高級感のある、圧迫感を感じさせない色使いです。TVの奥側(背面パネル)とその左側のガラス扉内部にはアクセントクロスを貼りました。
貼ったのはクロスですが、じっくりと見ないとエコカラットが貼ってある様な質感です。
完成の様子②!
ダイニング側からの見た画像です。
上段と中段の扉の間に、ガラス引き戸付きの飾り棚を設置しました。背面はミラーを貼り、上部には間接照明(テープライト)を付けました。この飾り棚部分は、家具全体の雰囲気UPに大きく貢献をしてくれています。
対面カウンターとの納まり!
壁の右側に伸びていた対面カウンターは、ダイニング収納部分の天板と高さを合せ画像の様に納めました。
TV上の間接照明!
TVは背面パネルに壁掛け仕様で設置。上部収納下端には、間接照明(ダウンライト)を3灯設置しました。今回、TV奥の背面パネルの幅は228センチと大きく取りましたが、ここを贅沢に大きく取ることはお客様のコダワリでした。
家具の形状は左右非対称のデザインですが、間接照明とTVの中心(センター)を合わせるなど、細かいところに沢山のルールを作っているのもコダワリです。
小物を飾る空間!
TVの右側部分にちょっとした小物を飾る固定棚を2枚設置。『収納』では無く『飾る』為の空間も重要視したワンポイントな箇所ではありますが、有意義で贅沢な空間の使い方です。
納品後記
今回の案件は内覧会から施工までの期間がタイトであり、『相談→検証→作図』のサイクルを急ピッチで繰り返しました。お客様にはタイトなスケジュールの中、打合せの時間を調整して頂きました。コダワリ所満載だったので、詳細を煮詰めるのは時間も掛り結構大変なことです。しかし、そんなプロセスを経て完成した家具は愛着が湧き、生活に欠かせない身近な存在になるのだと感じます。
オーダー家具はお客様も設計に携わって貰うことになるので、『作り上げた感』を感じて貰えることができる製品です。理想の形、思い描いていた形が現実になるのは、オーダー家具ならではの醍醐味であるかと思います。今回もそんな場面に携わる喜びを感じることが出来ました。
最後まで目を通して頂き有難うございます。オーダー家具専門店、GNASH(ナッシュ)の内山でした。