昨日はカウンター下収納の主な6つの仕様、
- 開き扉仕様
- 下開き扉追加仕様
- 引き出し追加仕様
- オープン棚追加仕様
- 引き戸仕様
- 扉レス仕様
のうち
- 開き扉仕様
- 下開き扉追加仕様
の説明をさせて頂きました。
今日は
残りの4つの仕様の説明をさせて頂きます。
3.引き出し追加仕様
引き出し追加仕様!
引き出しは小物や書類の整理に便利なので人気の仕様ですが、
金物(レール)を使用する都合上、ある程度の家具の奥行きが
必要になります。
目安として家具の奥行は約25センチ以上、欲しいところです。
それ以下でも引き出しの製作は可能ですが、
金物(レール)を使用する事ができなくなるので
使い勝手がやや悪くなります。
4.オープン棚追加仕様
扉無しのオープンの棚を追加することができます。オープン棚の主なパターンとしては2つの形状に分かれます。
➀既存天板の角(コーナー)がR形状の場合
既存天板の角がR形状の場合!
既存天板の角(コーナー)がR形状の場合は天板の形状に合わせて『R型オープン棚』を追加することができます。
R型オープン棚追加!
角をR形状に加工したオープン棚です。棚板は通常は固定式となりますが可動式にすることもできます。
②一部をオープン仕様にする場合
一部オープン仕様!
ブックシェルフや本棚、飾り棚として一部を扉無しのオープン仕様にすることも可能です。
5.引き戸仕様
引き戸の仕様も主に2つのパターンがあります。
➀2本引き違い扉仕様
2本引き違い扉仕様!
引き戸の一般的な仕様です。
引き戸は扉を横にスライドして開閉するので開き扉の様な扉の軌道が生じない為、家具にダイニングテーブル等を近づけて置く事ができます。
しかし、一方で2本引き違い扉は扉が“前後”で重なって納まる為、“有効奥行”が小さくなってしまいます。
②1本引きタイプ
一本引きタイプ!
1本引きタイプは扉の前後の重なりが無いので、2本引き違い扉仕様よりも有効奥行を大きく取ることができます。その一方で、家具の一部分には扉が付かない部分(オープンスペース)が発生します。
引き戸仕様に関しては2つのパターンのメリットデメリットを比べて形状を都度、相談させて頂いております。
6.扉レス仕様
扉レス仕様!
本棚やCD収納等の用途で始めから扉なしの収納することを想定した仕様です。扉が付かない分、有効奥行を大きく取ることができます。
まとめ
2日に渡りカウンター下収納の主な仕様の説明をさせて頂きましたが、6つの仕様を必要に応じてセレクトし、理想の収納を作ることができます。
しかし、カウンター下収納は既存の天板の寸法が家具の収納力を左右します。既存天板の寸法・形状によっては十分な収納力を確保できない時もあります。
そんな時はカウンター下収納の根本である“カウンター下である”ことから視点を変え、既存天板の形状、寸法に左右されない納まりで対応をします。
次回ではそんな納まりの事例を紹介させて頂きます。今日も最後まで目を通して頂き、有難うございます。オーダー家具専門店GNASH(ナッシュ)の内山でした。