オーダー家具の『棚板』は重要な存在であり便利なパーツです。
棚板には『固定式』と『可動式』がありますが、棚板にはどれくらいの重さまで物を乗せることができるのかは気になるところ。お客様からの問合せでも『棚板の耐荷重はどれ位ですか?』という質問は多いです。
今回はそんな『棚板の耐荷重』の説明をさせて頂きます。
実は棚板の耐荷重は明確に『○○キロです。』と数値でお答えするのが出来ないのが現状です。どこかの試験場に棚板を持ち込んで強度試験をして貰えば数値が出るのかもしれません。
しかし、オーダー家具の棚板は都度、長さや厚みが変わるので難しいところがあります。したがって、感覚で耐荷重を想定して伝えているのが現状です。
当店には(私には)正確な耐荷重を算出すべく術はありませんが、家具の用途に応じた必要にして充分な強度の棚板を作ることはできているかと思いますので、そのあたりの説明に置き換えさせて頂けますと・・・
まず、棚板には『たわみ発生荷重』と『限界耐荷重』があると思っております。
『たわみ発生荷重』というのは、強度上問題はありませんが収納物の重みによって棚板がたわみ始める荷重のことです。オーダー家具は木製品なので基本、棚板に重い荷重がかかると“たわみ”が発生します。
使用上に問題はありませんが、本棚等で棚板が“たわむ”のはみっともないもの・・・
そんな場面が想定される場合は棚板の長さや厚みを適切にすることを心掛けたり、必要な場合は棚板の内部に『金属の補強』を入れて“たわみ”を防いでいます。
次に『限界耐荷重』ですが、棚板が荷重で折れるところまではいきませんが、相当な“たわみ”が発生し、見た目にも危なかしく見える状態です。
ここまで棚板に物を乗せる状況は、通常使いであれば考えにくいとろではありますが、一応安全マージンをみて棚板の『限界耐荷重』は『たわみ発生荷重』の4倍以下程ではないかと感じています。
ただ、棚板の強度は長さに反比例しますし、棚板の厚みにも影響されるのであくまでも目安の域となるところです。
なので、結論としましては、棚板の耐荷重を求めるというよりは『棚板に何をどれ位乗せるか』をお客様と相談しながら、都度対策を考えていく方が現実的であり、当店の強みも発揮できるのではないかと思っています。
今日は『棚板の耐荷重』のお話でした。参考にして頂けますと幸いです。
最後まで目を通して頂き、有難うございます。
オーダー家具専門店、GNASH(ナッシュ)の内山でした。