前回は
新宿区に納品をさせて頂いたオーダー家具、
『壁面収納と作業デスク』のうち
『壁面収納』を紹介させて頂きました。
今回はもう一つのアイテム
『作業デスク』を紹介させて頂きます。
折り畳み式補助天板付作業デスク
お客様の職業は衣装デザイナーでありスタイリスト、
作業デスクは
衣装づくりの為のデスク兼収納として発注を頂きました。
主なリクエストとしては
①扉内部に『無印の引き出し収納』を無駄なく収納できること。
②補助天板を折り畳み式で設置すること。
③メインの天板はジョイント無しの1枚板にすること。
④折り畳み部分がキレイであること。
でした。
そこで先ずは
52センチの家具を背中合せでジョイント!
天板下の収納部分の奥行を
『無印の引き出し収納』が入る奥行(52センチ)に設定。
52センチの収納を背中合わせで繋げます。
(この時点で奥行はすでに104センチ、、、)
そして
サイドパネルの設置!
背中合わせにした家具の両サイドに『サイドパネル』を設置します。
サイドパネルは家具を繋いだジョイントラインを消してくれるので
横からの見た目がキレイになります。
更に扉と天板を付けて
完成!
折り畳み式の補助天板付作業デスクです。
(先ずはリクエスト②をクリア)
天板とサイドパネルは木目の化粧合板仕様、
扉は白色の鏡面仕上げです。
扉は昨日紹介の壁面収納と同じくプッシュオープンで
床(絨毯)との隙間も1センチのコダワリ仕様です。
通常は補助天板を折り畳んで使用しますが、
この時点での天板のサイズは
奥行き150センチ、横幅123センチとなります。
奥行150センチは通常のデスクの倍以上のサイズ感ですが、
無印の引き出しケースを収納し、
両サイドに椅子を置くとこの寸法が必要となります。
そして、
化粧合板を使用し、奥行を150センチにした場合
天板をジョイント無しの1枚板で仕上げる為には
横幅は123センチがMAX寸法となります。
横幅の123センチはここからきていますが、
天板下の収納部分に『無印の引き出し収納』を
丁度3列並べることができる幅でもありました。
(これでリクエスト①、③をクリア)
そして、、、
補助天板使用時!
補助天板を跳ね上げると
天板のサイズは横幅が83センチ広がり、
幅206センチ×奥行150センチの巨大な天板となります。
衣装を製作する際、
時にはこれ位のサイズの天板があると便利との事です。
補助天板保持の移動式収納!
折り畳みの補助天板を保持する脚替わりに
『移動式収納』を製作しました。
ここは当初、
『跳ね上げ金具』を使用する案もありましたが、
リクエスト④の『折り畳み部分がキレイであること。』を考慮し
金物の使用を断念しました。
金物を使用した方が、コスト面でも機能面でも有利ですが
ここは譲れないポイント、、、
天板跳ね上げと折り畳みは少し大変ではありますが
これでリクエスト④もクリア。
しかし、
この方法は強度的には有利なので
巨大天板をしっかりと保持する方法としては理にかなっています。
納品後記、、、
今回紹介のアイテムは『作業デスク』という
普段あまり製作する機会のないアイテムでした。
壁面収納でもそうでしたが、
お客様には理想の家具のリクエストを挙げて頂き、
都度、納まりや作り勝手の検証を繰り返す
キャッチボールは心地よいものでした。
最終的には
壁面収納も作業デスクも理想のカタチに仕上がったかと思います。
デザイナーであるお客様の
時にはコストや使い勝手より見た目を優先する感性は
自分も刺激を貰うことができました。
すでに追加の発注も頂いているのですが、
こちらは7月下旬の納品予定です。
2回に渡り『壁面収納と作業デスク』を紹介させて頂きましたが
参考にして頂けますと幸いです。
最後まで目を通して頂きまして有難うございます。
オーダー家具専門店、GNASH(ナッシュ)の内山でした。