こんにちは。GNASHの内山です。
今回は前回の続きで中野区に納品をさせて頂いたコダワリの4アイテムの家具、その②を紹介します。
前回の2アイテムは『コダワリの非対称』がテーマでしたが
今回の2アイテムは『実用性』がテーマです。
先ずはアイテム3 『サービスルーム クローゼット』
このお部屋はサービスルームの位置づけですが
既存の物入れの横に大きな空間があり、
ベットを置くには少し幅が足りなかったのでクローゼットを製作させて頂きました。
ここでは引き出しの幅を使い易さと収納力を考慮して60センチと定め、残りの部分を扉付きのクローゼットとしました。
奥行は洋服をハンガーに掛けて収納することができる最小寸法(ここでは55センチ)
を狙い、引出しの有効高さも洋服を程よく収納できる寸法(ここでは約15センチ)から形状を組み立てました。
前回同様、収納する物が主役の実用性を重視しています。
次はアイテム4 『寝室 壁面収納』ですが
今回の案件ではこのアイテムがお客様の想いが一番強く凝縮、反映されたアイテムとなりました。
寝室なのでドレッサーとTV台がメインとなり、その他のスペースを
洋服を収納するチェスト、扉付きのユニットで構成しました。
ベットが家具の近くまでくる予定なので動線を確保した奥行を設定しています。
なかでも3面鏡をメインとしたドレッサー部分は
ボックスティッシュやサイズの違う化粧品を引出しに収納し、
ドライヤーを既存のコンセントに繋いだまま使用、収納できる様な納まりを相談させて頂き、実用性を重視しました。
ドレッサー部分の位置や形状、奥行は都度の検証をし初回打合せの形状から完成形までは随分と様変わりをしましたが
実用的で使い易い形に納まってくれたと思います。
今回の打合せを通して、家具の形状とはシンメトリーをベースにするのも大道ですが
あえてそこを無視した収納する物を主役とした、『非対称』でも『実用性』を重視とする有意義さを改めて実感させて貰もらうことができました。