こんにちは。GNASHの内山です。今回は少し前の納品になりますが高崎市に納品をさせて頂いた『食器棚』を紹介します。
施工前の様子
戸建てへの納品でしたが既存の黒い大きな引き戸が3枚あり、既製品の家具が納まっています。
お客様のリクエストとしては
・家電が多いのでスッキリと収納したい。
・一部家電や鍋類は見せる(魅せる)収納をしたい。
・普段引き戸は開けたままにしておくので食器類はホコリが付かない様、キッチリと収納したい。
の3点がメインでした。
戸建てのキッチンにはこの様な大きな引き戸が付いていることがありますが、普段は低コストで収納力重視の簡単な棚での施工が多い中、今回は一切の妥協なくコダワリまくりました。
完成!
上中下の引き戸が3段。
白系鏡面の木目仕様です。
引き戸は施工上、床から天井まで1枚の扉で製作が可能ですが、今回は食器類を使用する頻度で分けて収納することを重視し、あえて3段にしました。3段の方が使用する金物も増えるのでコストはかさみますがコダワリのポイントです。
幅は120センチあるので収納力もかなりのものです。
今回最も力を入れたのがこの右側の部分です。
窓周りのクロスを張り替え、固定棚正面と下端はチェリーの木目、天板と固定棚上端、吊り戸棚にはステンレスを貼りました。ステンレス貼りもコストはかさみますが、今回の外せないポイントでした。
収納力も確保しながら家電や鍋類を見せる(魅せる)収納にする為、一番時間をかけ、相談をさせて頂いた箇所です。
形状としてはシンプルですが納まりを考えてまとめるまでは、結構大変だったのを思い出します。
今回の打合せ期間は延べ約1年半と、自分としても過去にないほどの長期間でしたが、その間ずっと理想の家具を考え、求め続けたお客様の情熱とパワーには尊敬しました。
そして自分にとっても有意義な案件に携わることができ感謝の納品となりました。