最近、『ネコ』が人気者です。
空前のブームとも言われています。
打合せでお客様の元に伺うとネコちゃんがいることがあります。
私もネコを飼っているので
打合せ先に思わずネコがいると嬉しくなるものです。
ネコがいるお宅のオーダー家具は
・家具に隠れる(入り込む)ことができない様にしたい
・配線にじゃれるので隠したい
・扉を開けるのでプッシュオープンは無理
というイタズラ好きに対応するリクエストや
・簡単な階段(段差)を付けてあげたい
・トイレを家具に組み込みたい(隠したい)
・高いところに登れるような形状にしたい
という思いやりのリクエストも多く、
ネコの存在は家具の形をも変える大きなものだと実感しています。
そんな中、今日は
ネコ好きの方にはたまらない、
そしてネコにとっても究極の贅沢品。
『キャットウォーク』について説明させて頂きます。
キャットウォークは過去に何度か作ったことがありますが
一番印象に残っている案件を紹介します。
『壁付けのキャットウォーク』
キャットウォークは構造は単純ですが何よりも強度が重要です。
ネコが棚に飛び移る時、かかる荷重は体重の2~3倍とも言われます。
壁から棚が出ているだけのシンプルな形状が理想ですが、
仕上がった壁に対しての施工には調査が必要です。
充分な強度を確保できない場合は
“ブラケット”等を併用することもあります。
画像の事例では美しさと強度を優先したので
既存の壁の手前に棚を固定した厚さ2センチの新たな壁を立て
最後はペイント処理をしています。
家具工事というよりは簡単なリフォームでした。
後付け施工は、見た目と強度を両立させるのが難しく
苦労しながらも楽しく施工させて頂いたことを思い出します。
『天井付けキャットウォーク』
ネコは高いところが好き。
天井付近でくつろぐことができる、
最大級の贅沢アイテムではないでしょうか。
壁沿いは勿論、
リビングを横断する形で設置することもできます。
天井からはボルトを吊るして強度を確保していますが
施工にはやはり調査が必要です。
しつこい様ですが
キャットウォークは構造は単純ですが、
強度を確保した施工ができるかがポイントです。
完成したお部屋に設置する場合には制約があったり
難しい場合もあります。
新築の戸建てを予定している方であれば
あらかじめ壁に棚を仕込むことで見た目よく
強度も確保することができます。
また、将来キャットウォークを付ける前提で
あらかじめ補強を入れておくことも建築中にしておくと
トータルコストを下げることができるのでおススメです。
リフォームを検討されている方も
リフォームに合わせてキャットウォークを施工した方が
有利なケースがあります。
今日は
『キャットウォーク』のお話でしたが
明日もネコ好きの方におススメのお話 その②
を紹介します。
今日も最後まで目を通して頂き、有難うございました。
オーダー家具専門店GNASH(ナッシュ)の内山でした。