オーダー食器棚には『サイドパネル』というオプションがあります。打合せの際、お客様から「サイドパネルは必要ですか?」という質問を頂く事があります。今回はそんな『サイドパネル』についての事例をもとに説明をさせて頂きます。
どんな時にサイドパネルが必要になる?
まずはサイドパネルが必要になる条件としては
・システムキッチンに吊り戸棚が付いている
・食器棚の側面(横方面)がキッチンの入り口から見える
ことが挙げられます。
具体的には・・・
システムキッチンに吊り戸棚が付いている場合、吊り戸棚のサイド(横方向)にも扉と同材のパネルが付いています。このパネルを『サイドパネル』と呼んでいます。
サイドパネルはシステムキッチンの入り口側の見栄えを、又はリビングダイニングからの吊戸棚の見栄えを良くするアイテムです。
サイドパネルのメリットは、システムキッチンと雰囲気を合わせること!
そして食器棚にもサイドパネルを付けた事例がこちらです。
システムキッチンの吊り戸棚にサイドパネルが付いている場合、食器棚にもサイドパネルを付けると統一感がUPします。
サイドパネルは家具の側面(横方向)がキッチンの入り口から見えてくる場合に有効なアイテムとなります。サイドパネルは“システムキッチンと雰囲気を合わせることができる”ことが最大のメリットですなのです。
サイドパネルのデメリットは?
サイドパネルのデメリットとしては
・コストがUPする。
・冷蔵庫を設置するとあまり見えなくなる。
等が挙げられます。
サイドパネルは通常、吊り戸棚と下台の両方に付けますが、コスト的にはGNASH(ナッシュ)の場合、1枚あたり¥10,800(税込み)となります。上下のセットで¥21,600(税込み)となりますが、冷蔵庫が隣に来ると特に下台部分は隠れてしまいがちです。
一方では、同じ様な間取りでサイドパネルを付けない事例も多くあります。
サイドパネルがなくても、大きな違和感はない!
サイドパネル無しの事例ですが、特に違和感は無いかと思います。
食器棚の本体外部色は標準では“白色のツヤ消し”となりため、それがキッチンの壁の色とマッチしてくれます。つまり、食器棚の本体は“壁の延長”としての雰囲気を演出してくれるのです。
サイドパネルがなくても自然に見える事例
冷蔵庫が設置されても“壁の延長”として本体が存在しているので納まりは自然に見えます。
まとめ
結局のところ、サイドパネルは必要か否かと言いますと、システムキッチンとの雰囲気を重視する場合は必要なアイテムです。コストは掛かりますが効果はあります。
しかし、キッチン全体との雰囲気を重視する場合はサイドパネルがなくても、標準の“白色ツヤ消し”が馴染んでくれます。コスト面でも有利です。
したがって、サイドパネルはどちらとの雰囲気に合わせるかを重視し、メリットとデメリットを加味した上での判断で宜しいかと思います。
今回はサイドパネルのお話でしたが、参考にして頂けますと幸いです。
そしてサイドパネルにはもう一つの用途があるので、別の機会に改めて紹介をさせて頂きます。
今日も最後まで目を通して頂き、有難うございます。
オーダー家具専門店GNASH(ナッシュ)の内山でした。