東京都新宿区の新築マンションに納品をさせて頂いたカウンター収納です。
設置場所のダイニングスペースにはシステムキッチンの天板が壁から10センチほど飛び出していました。
この天板と新設家具をL型に繋げカウンター収納を設置しました。

既存のキッチン天板は御影石。既存天板と新設家具の御影石が違和感無く、いかに綺麗に繋げられるかが最大のポイント。「後付け感の無い様に」はお客様のリクエストでもあります。
御影石は天然の石なので産地によって微妙に表情や雰囲気が変わります。そこでサンプル用意し、現場で既存の天板と違和感の無いことを確認してから進めました。
天板の表情だけではなく厚みや断面形状など細かな箇所も既存天板と合わせていきます。そして段差や隙間なく施工した結果、後付け感の無いもとからあった様な自然な仕上がりとなりました。
天板下の収納は開き扉と引出しの組み合わせ。引出しには小物の他、A４サイズの書類を収納します。
引出しの位置を左側にしたのはダイニングテーブルから手が届く様にする為です。
更には全引出しに「マグネットロック」という鍵を付けました。外からは見えない鍵を内部に設置し、引出しに専用のマグネットを近づけると解除できる仕組みです。
これならば見た目を損なわず、小さなお子様が誤って引出しを開けたりするのを防ぐことができます。
天板の繋ぎだけではなく、収納部分でもお客様のやりたかったことを実現することができました。

ダイニングは家族が集まる大切な場所。
大切な場所にオーダー家具があれば、そこはお気に入りの空間に変わります。
何故ならお客様の欲しいという想いが現実となった家具だからです。