東京都北区の新築マンションに納品をさせていただいた食器棚です。

「キッチンの見た目も、使い勝手もあきらめたくない」——そんなご要望から始まった今回のオーダー。

既存のシステムキッチンと面材を揃えることで、空間全体に統一感が生まれました。
壁いっぱいに設けた吊戸棚は、横幅2199mm・奥行513mmと収納力も十分。
特に冷蔵庫上のデッドスペースを活かした吊戸棚は、既製品では実現しにくいぴったり設計ならではの工夫です。

カウンター部分には、電子レンジや炊飯器など日常的に使用する家電がすっきりと収まるように配置。
作業台はスライド天板を採用することで、一時的なスペース不足にも柔軟に対応できるつくりに仕上げています。

下台の天板には、見た目の高級感とお手入れのしやすさを兼ね備えた人工大理石を使用。
本体の外側には家電の雰囲気と調和した色味の面材を施し、視界にる細部まで丁寧に仕上げました。

全体の奥行や高さ、使い勝手を細かく調整しながら、お客様の生活スタイルに寄り添った“ちょうどいい”収納をご提案させていただきました。