本日は、埼玉県さいたま市の新築マンションに納品した壁面収納をご紹介します。
施工前の様子
壁の横幅は4580ミリ、天井高は2550ミリと大きな空間です。マンションなので、やはり天井に梁があります。
壁の右側にはパイプスペース。奥行は365ミリでした。この365ミリは家具の形に影響してきます。
施工途中の様子
施工途中とは言っても大分進んだところ。ここまでくれば扉を吊って調整、掃除となります。
完成!
左側はTVを中心としたLD壁面収納、右側はダイニング収納も兼ねた作業デスク付き収納です。今回の壁面収納の大きなコダワリ所は2つ。ひとつは、外観を白色化粧合板の『ツヤ消し』をセレクトしたことです。
外観を白系にする場合は、ツヤ有=鏡面仕様に人気が集中しますが、今回はあえてツヤ消しをセレクトして頂きました。ツヤ有は高級感を演出してくれますが、ツヤ消しは落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
ツヤ消しは『安っぽくなるのでは?』とイメージされる方も多いかと思いますが、完成画像から安っぽさは感じられないと思います。更に、黒系のガラス扉をアクセントで取り入れることで高級感も増して見えます。
もう一つのコダワリ所は『奥行サイズを3通り』にしたところです。今回は収納力を重視することが、お客様の元々のリクエストでした。その為、TV中心の壁面収納部分の奥行は500ミリと通常サイズより大きく設定をしました。ここはかなりの大容量スペースとなります。
しかし、壁右側のパイプスペースの奥行は365ミリ。ここでは、パイプスペースの奥行に従い、ここに合わせた方が綺麗でダイニングテーブルも置きやすくなります。
そして、このスペースには作業デスクを組み込むのが当初からのご要望でしたが、365ミリでは少々不足感があります。
そこで、作業デスク部分だけは奥行415ミリと、作業に必要な分だけ奥行を大きく取りました。結果、3通りの奥行のユニットが混在することになりましたが、凸凹感は感じられないスッキリとした印象に仕上がりました。白系の面材のセレクトに黒系ガラスの効果も効いているのだと思います。
今回は大きなコダワリ所を説明させて頂きました。今日も最後まで目を通して頂き、有難うございました。オーダー家具専門店GNASH(ナッシュ)の内山でした。