今回は『ダイニング収納』を紹介させて頂きます。収納力と機能性を重視しています。更に、家具設置面の与えられた条件に逆らわず『技』を駆使したダイニング収納となりました。では、早速紹介をさせて頂きます。
施工前の様子(1)
左上に大きな梁があります。天井下にも奥行40センチの梁がありますが、今回はこの梁下で家具を納めます。
施工前の様子(2)
そして右側にはニッチスペース。既存の天板もあります。ここのスペースをいかにうまく有効活用できるかが、ポイントとなります。
施工途中(1)
まずは下台から組んでいきます。奥側のニッチ部分は、下台の奥行は50センチに対し、ニッチの幅は35センチなので欠き込み加工でL型の形状にします。
施工途中(2)
次に天板を乗せます。天板もニッチ部分まで伸びているので、欠き込み加工で対応をします。
施工途中(3)
天板の上に上置きを設置します。上置きの奥行は梁の奥行と揃えた40センチなので、やはりここも欠き込み加工が必要です。更に既存天板の部分も、家具が既存天板を飲み込むイメージで、干渉しない様に欠き込み加工で対応をします。このユニットは特に複雑な形状になっています。
施工途中(4)
仕上げの段階です。箱形状がL型なので中に入る棚板もL型。棚板の奥行を小さくすればL型の加工は不要ですが、棚板は手前までしっかりと使いたいところ。わずか数センチですが、大切にします。
完成!
ダイニング収納ですが、パソコンを置くデスク部分やプリンターを収納するスライド天板も付けて頂き、機能的な形状となっています。デスク部分の奥行はゆとりの50センチですが、デスクより上を梁の奥行と同じ40センチに揃えることにより、見た目をスッキリさせ圧迫感も軽減しています。
右側部分!
ニッチのある右側の部分です。家具でニッチ部分は見えなくはなっていますが・・・
扉を開けたところ!
扉を開けると、ニッチの奥まで余すところなく、きちんと使える形状になっています。通常、扉は約100度の角度まで開くのですが、ここの部分は170度まで開く特殊な金物(丁番)を使用しています。ここまで扉が開けば、物の出し入れもスムーズにできます。
デスク部分スライド天板!
キーボードを乗せるスライド天板。イスを入れるスペースを少しでも高くしたかったので天板の厚みは3センチに設定しました。天板の左右に金物(レール)が見えてきますが、あえてスライド天板を薄くしスペースを多くとることを優先しました。
プリンターを乗せるスライド天板!
プリンターを乗せるスライド天板です。ここはある程度高さに余裕があるのでスライド天板の金物(レール)を隠しています。画像では分かりづらいのですが、配線ルートも複数設けています。
左側の梁部分!
左上にあった大きな梁部分ですが、ここも欠き込み加工で対応しています。
扉開けたことろ!
梁右側に見えるFIX部分はデットスペースです。ここは、扉の幅を左右不均等にして対応をすることによりデットスペースをゼロにすることはできます。しかし、今回は見た目のバランスを重視し、
ここだけはデットスペースとしました。
今回は家具設置面に梁やニッチスペース、既存天板があるマンション独特の特殊な条件ではありました。お客様には元々、ダイニング収納の理想の形状イメージがありました。そのイメージは理想のままに妥協することなく、家具を設置場所の条件にうまくアジャストさせることができました。
欠き込み加工のオンパレードでしたが、この様な条件では必須の加工方法で、工場の強みでもあります。最後まで目を通して頂きまして、有難うございます。オーダー家具専門店、GNASH(ナッシュ)の内山でした。