今回は、造作家具の食器棚にダストボックスを収納する方法についてお話しをしてみたいと思います。食器棚はGNASHで一番人気のアイテムです。食器棚にダストボックスを収納してキッチンをスッキリさせたいとのご相談を多くいただきます。ダストボックスを食器棚に収納するか否かは、スッキリ感を重視するか収納力を重視するかが分かれ目のポイントとなってきます。
ゴミを食器棚に収納することによるニオイ移りを心配される方も多いのですが、構造上、ダストボックス収納部分は周りを部材で囲み、独立させることによりニオイ移りを防いでいます。
では、本題のダストボックスを食器棚に収納する方法ですが、主に4つのパターンがありますので一つずつ、説明をさせて頂きます。
パターン1:ダストボックス専用オープンスペースを作る
食器棚の下台に扉のないオープンスペースを作り床の上に直接ダストボックスを収納するパターンです。ゴミをダイレクトに捨てることができるので使い勝手がよく扉が付かない分、コストを減らすことが可能です。また、オープンスペースにワゴン式ダストボックスを収納するパターンを検討される方も多いです。
画像はGNASHで取り扱いしている『オークス社』製のダストボックスワゴンです。お客様自身で通販などでお気に入りを選んで頂き、ジャストサイズに寸法を調整することも可能です。
パターン2:扉付きダストボックス収納
パターン1のオープンスペースに扉を付けるイメージです。ダストボックスを隠して収納したい場合の選択肢となります。


扉の開閉が多少煩わしく感じてしまうのですが見た目を優先したい場合には有効で割と人気のあるパターンです。開けた扉をユニット内部に収納することができる(垂直収納扉)仕様もありますが、金物代がUPになるのと扉を収納することにより有効寸法が小さくなりますので、この部分のデメリットを押さえておくことが肝心です。
パターン3:引き出し内部にゴミ箱を収納する



引き出し内部にダストボックスを収納するので見た目はスッキリです。
ゴミを捨てる度に引き出しを開けないといけないのですが、ゴミを真上から捨てることができ、収納の際は引き出しを軽く押してあげればセルフクローズにより引き出しがゆっくりと戻っていきます。使い勝手と見た目がいいので当店では一番人気があるパターンです。
ダストボックスは分別に応じて1~3個収納可能です。
こちらも先程のオークス社製のダストボックスが食器棚標準仕様の奥行45センチにジャストフィットしますので選択する方が多いのですが、ご自身のお気に入りのダストボックスでサイズ調整することも可能です。

■オークス社製のダストボックス
容量は26・5リットルで価格は1個当たり3,240(税込み)です。
パターン4:引き出し内部にフックでゴミ袋を掛ける
先程のパターン3と同じく引き出し式ですが、ダストボックスではなく、金属性のフックを使いゴミ袋をぶら下げて捨てるタイプです。

なるべく少ないスペースでゴミを沢山分別して捨てたいという場合の選択肢になります。画像ではフックが前後に3個づつですが更に増やすことで多く分別することができます。以上が食器棚の内部にダストボックスを収納する方法ですが参考にして頂けると幸いです。