オーダー食器棚の気になる引き出し金物の性能。 『3/4スライドと完全スライド』の違い!

引き出しはオーダー食器棚の重要なパーツで
引き出しに使用されている金物(レール)の性能は
大いに気になるところです。

 

見積もりのお問合せや、普段の打合せの時にも
お客様から

 

『引き出しはセルフクローズですか?』
『引き出しにはどれ位の重さの物を収納できますか?』

 

といった類の質問をよく頂きます。

 

最近の引き出しの金物はセルフクローズが付いていて
耐荷重も通常使いでは問題のないレベルなので
殆どのオーダー食器棚の引き出し金物は
この性能はクリアしていると思います。

 

しかし、引き出し金物のもう一つの性能、
『スライド量』に関しては見落としがちです。

 

そこで今回は、
割と知られていない『スライド量』のお話をします。

 

引き出し金物のスライド量には
『3/4スライド』と『完全スライド』の2通りがあります。

 

3/4スライドは引き出しを手前にスライドした際、
引き出しの奥行のうち、おおよそ3/4までを引き出すことができます。

 

つまり、家具の本体から引き出せないスペースが1/4ある事を意味します。

 

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それに対し完全スライドは引き出しをほぼ完全に引き出すことができます。

 

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3/4スライドと完全スライドのスライド量の差はおよそ10センチ程度です。

 

しかし、
引き出しのメリットは真上から物を出し入れできる作業性の良さなので
時にはこの10センチにストレスを感じるかもしれません。

 

特に、引き出し内部にダストボックスを収納する場合は
使い勝手に決定的な差が生じます。

 

3/4スライドのレールは完全スライドに比べ

 

➀コストが安い。
②有効横幅を3センチ程大きく取れる。

 

というメリットがあります。

 

当店では②のメリットを活かせる場合、
例えば『スパイスラック』の様に限られたスペースで最大限横幅を取りたい時
以外に3/4スライドを使用することはありません。

 

完全スライドを標準化しています。

 

家具の対応年数は20年以上です。

 

その間、何度引き出しを開け閉めするかは
検討が付かない位の回数になります。

 

ストレスなく使用でき、おススメなのは
間違いなく完全スライドだと確信しているからです。

 

コストの差は具体的な金額は伏せますが、
実は大した額ではないのです。

 

見積もり時にオプション会や他社様の資料を頂くことがありますが
家具の図面には大抵、右上にスペックを記した“仕様表”があります。

 

そこで3/4スライドが標準の仕様をよく目にします。

 

3/4スライドを悪く言うつもりはありませんし、
引き出しが完全にスライドすることよりも、
少しでもコストを下げる方法を模索している方の意見も尊重するべきです。

 

しかし、
『明確なコンセプトが無い、僅かなコストダウンは何をもたらすのか。』
を考えるとコストダウンの犠牲により本当の満足度を実感することのできない
売り方には疑問に感じます。

 

大抵、コストダウンは売り手側にメリットをもたらします。

 

それを売り手の都合で標準化するのではなく、
性能の説明をした上で適正な価格での差額を提示し、
選択の余地を用意することが必要で売り手側の義務だと思います。

 

キレイごとかもしれませんが
日々、見積りをしていて感じることです。

 

オーダー食器棚に使用される引き出しの金物は
セルフクローズと耐荷重の他に、スライド量も考慮するべき。

 

参考にして頂けますと幸いです。

 

今日も最後まで目を通して頂き、有難うございます。

 

オーダー家具専門店GNASH(ナッシュ)の内山でした。

 

 

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