今回はコンセントの移設加工について説明をさせて頂きます。
『移設加工』による対処方法
移設加工(1)!
電話線とLANが一緒になった『マルチメディアコンセント』ですが、家具の背板の手前に移設加工をしました。この案件はリフォーム案件だったので、コンセント位置を正確に把握することが難しかった為、移設加工での対応となりました。
移設加工は現地でコンセント位置を確認しながら加工することができます。可能であれば、コンセントを家具の内部に移設する旨をあらかじめ工務店さんに伝えておくと、それなりの用意をしてくれるのでベストです。
移設加工(2)!
壁面収納のオープン部分のマルチメディアコンセントです。この様な場所では『移設加工』で対応した方が見た目がキレイです。ただし、同じオープン部分であっても『本棚』の様な使い方をする場合は背面の(コンセントプレートの)出っ張りが邪魔になるケースがあります。その様な時は『欠き込み加工』を選択しています。
移設加工(3)!
冷蔵庫上吊り戸棚ですが、家具の内部に既存コンセントが入る場合は移設加工で対応します。移設したコンセントから冷蔵庫の電源がとれる様に、配線孔キャップを使用し、通線できる様にしています。
移設加工(4)
家具の右側板にコンセントを移設した事例です。マルチメディアコンセントですが、手前に移設可能であることが確認でき、且つ移設の方が使い易い(邪魔にならない)という条件を満たした時には移設加工で対応をします。移設加工は『見た目がスッキリする』というメリットがあります。
まとめ
お部屋に付いている既存のコンセントは、オーダー家具であれば、背面だろうが、横方向であろうが対応することができます。更に、既存コンセントを元に家具内に電源やアンテナ類の配線ルートを構築することがセットでできます。意外と知られてはいませんが、オーダー家具の強みのひとつだと感じています。参考にして頂けますと幸いです。最後まで目を通して頂き、有難うございます。オーダー家具専門店、GNASH(ナッシュ)の内山でした。